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事例紹介

事例紹介

M&A成約事例48 調剤薬局のM&A(事業譲渡)が成約いたしました。

H薬局の概要

業種
調剤薬局
年商
5000万円
従業員数
-名
所在地
東京都

S社の概要

業種
個人(独立希望薬剤師)
年商
-
従業員数
-名
所在地
東京都

 H社は調剤薬局2店舗を運営している会社で製薬会社の元MRの50代のH社長と奥様(いずれも薬剤師)がそれぞれ管理薬剤師として、薬局運営をしてこられました。H社長は50代でまだお若いのですが、これまでの無理が祟ってか数年前から難病を患っておられました。健康面の不安からあまり無理ができないということもあって、売上も大きく利益の取れる奥様のほうの店舗だけを残して、H社長が管理薬剤師の店舗(H薬局)については、第三者に譲渡することをお考えになり、当社にご相談を頂いたのでした。

 H薬局は東京都下の整形外科の処方箋をメインで受けている住宅街にある薬局でした。乗降客数も比較的多く駅周辺は商業施設などもあって栄えているため、医療機関や薬局も数多くあり、競争の激しいエリアです。H薬局は駅から少し離れた住宅地にありました。
 数年前に整形外科の初代の院長が高齢となり引退したことで、別のドクターに経営が代っており、新体制での運営となっていました。その影響もあってか一時期に比べると業績が低迷していましたが、それでも売上、処方箋枚数ともに一定の数字は維持しており、小規模ながら継続して黒字は維持していました。

 譲渡に際しては独立開業希望の薬剤師向けの小規模薬局であるため、個人の独立開業者を中心に打診を行いました。独立開業を希望される薬剤師はここ数年着実に増えています。今回H薬局を承継することになったS様(40代)も中堅、中小のチェーン薬局で勤務されていましたが、自分の薬局を持ちたいと強い独立希望をお持ちでした。ご自宅から車で30分程度で通勤できるH薬局は規模間も立地もS様のイメージに合う薬局であったため、打診活動からほどなくS様より前向きに考えたいという話になり、お話が進んでいきました。

 医療事務の採用や、賃貸借契約の締結、許認可関係手続き、金融機関からの資金調達など、現在お勤めの薬局に勤務しながら並行して行うのはなかなか大変であるため、許認可関係手続などは行政書士事務所などをご紹介し、サポートしていただきました。

 H社長の期待に沿うことが出来たと同時にS様の念願であった独立開業の実現のお役に立つことが出来て当社としても大変うれしく思います。

 当社では月の技術料が150万円に満たない小規模な薬局の譲渡もお手伝いしています。小規模な薬局の場合は譲渡対価がそう多くは見込めないため、譲渡側の仲介手数料が無料の当社の仲介サービスをご利用頂くことで、きっとメリットを感じて頂けるのではないかと思います。