Ｋ薬局はＳ社長（７０代、非薬剤師）が１０年前に亡くなった創業者（ご主人）の跡を継いで運営してこられた薬局です。当時運営されていた数店舗から徐々に縮小し、現在はＫ薬局１店舗のみを運営されていましたが、年齢的にそろそろ引退をと考え、Ｍ&Ａで譲渡することにしたのでした。

他のＭ&Ａ仲介会社にも相談されたようですが、担当者への不信感もあってＳ社長の息子さんから当社にコンタクトがあり、Ｓ社長とお会いしました。

想定される売却金額や懸念点（ドクター年齢６０代後半で後継者不在）についてご説明したうえで、お引き受けしました。Ｋ薬局にはＳ社長のご親族も勤務しておられ、処方せんの枚数に比べて過剰な人員体制が経営を圧迫している状態でしたが、賃料も安く、適正人員で運営すればドクターの引退まではやっていける薬局さんでした。

候補先数社に打診したところ、Ｓ社長と息子さんの希望条件までは若干届かなかったものの、いくつかの候補先企業から条件の提示を頂きました。その中から希望条件にある程度近い金額で譲り受けても良いという中堅薬局チェーンＨ社に最終的に引き受けて頂くことになったのでした。

長年お付き合いのあったドクター、そして従業員からもねぎらいの言葉をかけられ幸せに引退できたということで、大変感謝して頂きました。お役に立てて良かったです。

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