M&A成約事例37 調剤薬局のM&A(事業譲渡)が成約いたしました。
F薬局はM&Aで大手チェーンの傘下に入ったチェーン薬局で運営している薬局でした。数年前に開設したばかりの薬局で処方元ドクターの評判も良く患者も少しずつ増えている薬局でしたが、集中率が高いため調剤基本料3(20点)に該当しており、収益面では苦戦を強いられていました。そんな中、F薬局の管理薬剤師より退職の意向が出たのをきっかけに良い承継先があれば、人員を補充せずに譲渡するということに決まったのでした。
急いでいる状況だけに当社以外の仲介会社にも声を掛けるという話(非専任依頼)だったため、管理薬剤師人材を早急に送り出せる中小チェーンに絞って早急に打診したところ、すぐにR社より前向きな返事をいただきました。
オーナー同士の面識が過去にあったことも幸いして、スピーディーに話がまとまり、F薬局のR社への譲渡が成約したのでした。
前回の報酬改定で取り入れられた集中率ルール(月40,000枚)は、どう変わるかで次回の改定においても調剤薬局の収益を大きく左右する重要なファクターとなりそうです。