CLOSE

事例紹介

事例紹介

2015.09 調剤薬局のM&A(事業譲渡)が成約いたしました。

M社(譲渡側)の概要

業種
調剤薬局(1店舗)
年商
6000万円
従業員数
-名
所在地
東京都

Y社概要

業種
調剤薬局運営ほか
年商
400億円
従業員数
-名
所在地
関西

M社は薬剤師のT社長が30年以上前から地域に根ざした薬局として運営してきた会社です。複数のクリニックの開設に伴い20年前に薬局を移転して保険調剤薬局として新たに開設、以降ずっと管理薬剤師として店頭に立ち続けてこられました。また数年前にはご自宅近くに2店舗目(支店)を開設し、2店舗を運営していました。

業績は概ね良好に推移していましたが、T社長が65歳という区切りの年齢になることもあり、売上が大きいものの営業時間が長く休みも少ない本店を譲渡し、ひと区切りつけて少しゆっくりしたいというご希望でした。年齢的には2店舗ともに譲渡して、引退されても良いご年齢ではあったのですが、まだしばらく働きたいというご意向であったため、本店のみの譲渡をお手伝いすることになりました。

買い手となったのは関西地盤の大手チェーン薬局Y社です。今後、都内での出店を加速させていきたいという意向に加え既存店が近く(徒歩圏)にあったことでシナジー効果も見込めるとの判断から好条件のご提示を頂きました。ほぼ同額の提示を頂いた企業も他にあったのですが、M&Aに馴れている安心感とお引き合わせした際の印象で、Y社であれば薬局を安心して任せられるということで、Y社をお相手に選ばれたのでした。

途中、賃貸人との契約条件が大幅に変更となり、思いがけず難航するというトラブルがありましたが、条件面を再度協議し、最終的にはご両者に歩み寄って頂いて、このたび無事に事業譲渡が成約しました。

M&Aは引退年齢に差し掛かった薬局経営者の有力な事業承継の手段として、活発に行われています。全店舗売却して引退というのも良いですが、1店舗だけ手元に残し、無理せずマイペースで働いていくという形もひとつのモデルケースではないかと思います。
ご両者から大変感謝して頂き、食事会にもお招きいただきました。今後も良い縁組(M&A)と丁寧な仕事、喜ばれる仕事をしていきたいと思います。