Ｍ薬局は、首都圏に数店舗展開している老舗の薬局チェーンです。
信頼を寄せて店舗を任せていた管理薬剤師が親御さんの介護のために退職することになり、その他の店舗でも６０代の薬剤師やベテランの医療事務から退職希望が出るなど、Ｉ社長は店舗運営の人繰りに大変ご苦労されていました。

これまでも薬剤師の確保のため紹介会社に紹介料をそして派遣会社に高額な時給を支払って運営を続けてきましたが、薬剤師不足を背景に更に上昇しています。収益も圧迫され、いったい何の為に事業をやっているのかわからないという状況になっていました。
今回、仮に紹介会社から薬剤師が採用することができて急場を凌いだとしても、またすぐに同じことの繰り返しになると考え、薬剤師の確保がままならない２店舗については、薬剤師を至急派遣してくれる企業に譲渡することを決意されたのでした。
Ｉ社長が６０代であり、少し規模を縮小して、肩の荷を降ろしていきたいということも背景にあったようです。

Ｉ社長のご希望条件を伺ったうえで、当社にて早急に候補先を絞り込み、Ｍ薬局の譲渡対象店舗がドミナントエリアとなり、薬剤師派遣が可能なＡ社を第一候補として急いで話を進めることにしました。
時限性のある話であったため双方ともに柔軟かつ非常にスピーディーに対応していただき、この度無事に譲渡が完了しました。Ｉ社長から当社にご相談いただいてから１ヶ月未満でのスピード決着となりました。とくに繁忙期で大変な中、Ａ社社長には薬剤師の人繰り、派遣に大変な尽力を頂きました。かなりタイトなスケジュールでしたが、無事に間に合いひとまず事業が承継されて良かったです。

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