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事例紹介

事例紹介

2014.11 調剤薬局のM&A(株式譲渡)が成約いたしました。

K社(譲渡側)の概要

業種
調剤薬局の運営
年商
1億3000万円
従業員数
-名
所在地
東京都下

M社概要

業種
調剤薬局の運営
年商
100億円
従業員数
所在地
東京都

K薬局は、薬剤師のK社長(70代)が30数年前に開設した地域密着型の薬局です。
当初は薬剤師の娘さんに薬局を継がせようと考え、娘さんもK薬局で働いていました。
しかしながら、小さなお子さんがおり育児と薬局経営を両立していくのは現実的に難しいと判断され、跡を継ぐことは断念されていました。

また、K薬局には長年勤務している管理薬剤師がいました。処方元のドクターの信頼も厚く薬局を任せるには十分な人材でした。ご本人に薬局の承継の話を打診したところ前向きとのことで、従業員承継の方向で話が進んで行く予定でした。ところが・・・。

K薬局のベテラン薬剤師の退職が決まり、もう1名の薬剤師も産休に入ることになったのです。思いがけず至急に薬剤師2名を確保しなければならなくなりました。
今年は中小薬局が薬剤師を確保することが特に難しい年で、冬場に向けて処方箋が増えていく中で人材確保ができなければ、処方元や患者さんにも迷惑が掛かってしまいます。
結局、K社長と娘さん、管理薬剤師の協議の結果、薬剤師人材確保が可能な薬局チェーンの傘下にはいったほうが良いだろうという結論に達しました。
顧問税理士さんのアドバイスもあり、株式譲渡で会社(薬局)を譲ることになりました。

K薬局は月の処方箋枚数が1700枚、技術料が280万円/月という優良な薬局さんでしたので、買い手候補はいくらでもいるという状況でした。
当社にて早急に薬剤師人材の派遣が出来る余力があり、かねてよりK薬局のエリアに進出したいという意向を聞いていたM社を第一候補として話を進めることにしました。
話は非常にスムーズに進み、買い手の顧問税理士によるデューデリジェンスも滞りなく終わり、先般株式譲渡契約が無事完了しました。譲渡金額についてもK社長の希望額満額回答で、人材についてもK薬局のある地区出身の若手の薬剤師を派遣して頂けました。

K社長も誠実でまじめな方でしたが、娘さんが本当にしっかりされており、話を進めていく中でも安心感がありました。親子揃って喜んで頂き、感謝して頂けて、こちらも大変うれしく思います。良い仕事が出来てよかったです。