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事例紹介

事例紹介

2014.09 調剤薬局のM&A(事業譲渡)が成約いたしました。

対象事業

業種
調剤薬局
年商
9000万円
従業員数
-名
所在地
東京都

M社概要

業種
調剤薬局チェーン
年商
100億円
従業員数
所在地
東京都

Sファーマシーは製薬会社のMR出身のY社長(薬剤師、50代)がMR時代の人脈を活かして、少しずつ店舗を増やし、都内に5店舗の調剤薬局を運営していました。
4店舗目の出店の際に処方元クリニックの近くに土地を購入して薬局を作ったため借入金が重たく、資金繰りも大変になってきていました。経営環境の厳しさが増すであろう将来を見据え、なんとか借入金を圧縮し、財務の改善を図りたいと考えていました。
そんな折、収益は上げているものの処方元のドクターと管理薬剤師の関係が今ひとつ良好ではなく、ドクターからできれば人を変えて欲しいという要望の来ていた店舗がありました。中小薬局では人材に余裕がないため簡単にはいきません。

Y社長より当該薬局を売却したらいくら位になるのか知りたいということで、ご相談をいただきました。レセコンデータその他の資料を拝見した査定の結果、Y社長の想像よりも高く売却できることが判りました。
非常に思い入れのある薬局ではあるものの、しっかりとした企業に売却することで新しく管理薬剤師人材を出してもらえて、処方元のドクターの意向に沿う形になることや、売却代金で借入金を圧縮し、財務の健全化が図れることから売却の決断をされたのでした。

会社もしくは薬局をすべて売却してリタイアするというケースももちろんありますが、今回は経営戦略として数店舗のうちの1店舗を売却するというケースでした。
今年の傾向として数店舗の中小チェーンの店舗のスクラップアンドビルドのご相談が増えてきているのも経営者の危機意識の表れだと思います。将来を見据えた会社経営が以前に増して必要な時代になってきているなと感じます。薬局経営者の皆様にはY社長のようにM&Aを上手く活用して頂きたいと思います。