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事例紹介
事例紹介

2014.03 調剤薬局のM&A(事業譲渡)が成約いたしました。

譲渡側 概要

業種
調剤薬局
年商
6000万円
従業員数
-名
所在地
東京都

譲受側 概要

業種
個人
所在地
東京都

A薬局は健康食品メーカー出身のT社長(非薬剤師)が約2年前に開設した薬局です。T社長自身、薬局運営は副業として手がけられており、本業は別にお持ちでした。都心のオフィス兼住居施設にある薬局で、同時期に開業された処方元のクリニックにも徐々に患者さんがついてきており、処方箋枚数も着実に増えてきていました。

軌道にのってほぼ黒字化が見えてきたという所まできているものの、自身が社長として報酬を得ていくにはまだ少し時間がかかりそうということで、今後どうしていこうか悩んだ末、譲渡を決断されたのでした。

買い手となったのはA薬局と同じエリアでドミナント展開していた中小薬局チェーンK社の取締役(薬剤師)のIさんでした。当初はK社で譲り受けるということで話が進んでいたのですが、K社N社長の資金面を始めとしたサポートを得て、IさんがA薬局を買い取り、独立開業するという形になったのです。

N社長の意図はIさんにも、他の社員(薬剤師)達にも独立開業の夢を持ってほしいとのことでした。人柄も大変良く社員の方々からも慕われている様子の伝わってくるN社長。素晴らしいと思います。なお、A薬局に勤務している薬剤師は、K社の店舗で引き受けて頂くことになりました。

Iさんは奥様も薬剤師という事で、A薬局をご夫婦で切り盛りしていくとのことです。IさんはN社長のサポートを得て、無事に夢の第一歩を踏み出すことができたのでした。

弊社には企業に勤務中の薬剤師の方から、独立したいので相談に乗って欲しいという内容のご相談も良くあるのですが、買いたいというニーズが大変多い中で、資金面、経験面等を勘案すると個人の方へのご紹介は現実的に難しいというのが実情です。

そんな中、夢の独立開業を果たされたIさんには運があると思いますし、N社長の恩に報いるためにもしっかりと頑張っていって頂きたいと思います。そしていつの日か振り返ったときに決断して本当に良かったと思えるようになることを心から期待しています。