Ａ社は、薬剤師のＲ社長が地元の大病院が院外処方に切り替わるのを機に１０数年前に調剤薬局事業を立ち上げられ、現在は２店舗の薬局を地域密着型で運営されています。一生懸命に頑張ってこられた成果か、患者さんにも支持を受けて、業績も良好でした。

Ｒ社長はご自身の年齢が６０才に近くなってきたことから、ハッピーリタイアを考えられていました。これまで一生懸命に頑張ってきた分、６０代は悠々自適に過ごしたいという思いを強くお持ちでした。譲渡のタイミングとしては今がちょうど良いタイミングであり、調剤薬局業界の将来を展望するに資金力、組織力のある会社に薬局を託したいというお考えをお持ちでした。

買い手となったＳ社は商社系の調剤薬局チェーンです。調剤薬局の中でも先進的な取り組みを行なっている会社なのですが、今後の事業戦略として既存薬局のＭ＆Ａを積極的に行っていきたいという意向をお持ちでした。候補先の１社としてＳ社をご紹介した際に同じ地域に店舗があることもあり、Ｒ社長もよくご存じの会社で、あのＳ社さんが当社のような小さな会社に興味を持ってもらえるのは大変ありがたいということでした。

Ｒ社長は大変誠実な方でお人柄もよく、細かな資料の提出までスピーディーに対応して頂きました。一方、買い手Ｓ社の方々も紳士的な対応をされていたことで、いくつかの問題も乗り越え、この度のご成約となりました。

ご両社に良いご縁をご提供することができ、大変良かったと思います。Ｒ社長の今後の人生のご多幸とＳ社の今後の益々の成長と発展をお祈りしております。

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