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事例紹介

事例紹介

2012.04 調剤薬局のM&A(事業譲渡)が成約いたしました。

E社(譲渡側)の概要

業種
調剤薬局
年商
6000万円
従業員数
5名
所在地
神奈川県

M社(譲受側)の概要

業種
調剤薬局チェーン
年商
600億円
従業員数
-名
所在地
東京都

E社は、医薬品メーカー出身の薬剤師K社長が2年前に独立開業し、調剤薬局1店舗を運営している会社でした。首都圏の数少ない周辺人口増加エリアの好立地にある店舗ではありましたが、賃借料が高かったこともあり、当初の目論見どおりには収益が出ておらず苦戦を強いられていました。
同時期に開業した処方元クリニックに患者さんがついてくるに伴い、ようやく黒字転換する目処はついてきたものの、家族の問題でしばらく実家に戻らなければならないということで、その間運営を任せる薬剤師を早急に探さねばなりませんでした。
あらゆる手段を使って懸命に探したものの、結局、薬剤師の確保が思うように行かないことからM&Aでの売却を決断されました。

買い手となったM社は上場調剤薬局チェーンで、現在、積極的に調剤薬局のM&Aによる業容拡大を行なっています。
E社の件は立地、規模感から当社のほうで有力候補先と思われる数社をピックアップし、打診したところ、M社より店舗展開上、是非押さえたいエリアなので前向きに進めたいとの回答をもらいました。
売り手であるK社長の希望条件もほぼ満たされる形で話はスピーディーに進んでいき、K社長、M社双方の紳士的かつ協力的な姿勢もあって引継ぎも終えて、スムーズに譲渡が完了しました。実際の打診から1ヵ月半というスピード決着でした。
当該薬局はM社の運営のもとで、周辺の医療機関からの在宅事業の売上も付加する形で新たにスタートを切りました。素晴らしい薬局になるよう期待しています。

現在、薬剤師の確保が難しいという理由での譲渡のご相談(特に地方)が増えています。

薬剤師がいないと薬局を閉めざるを得ませんが、処方元の医療機関や患者さんに多大な迷惑がかかるうえ、結局撤退となると大きな損失が発生してしまいます。
今年、薬学部が6年制になってから初めての卒業生が出てきましたが、大手調剤薬局チェーン、ドラッグストアチェーン、病院等でも薬剤師確保に躍起になっており、中小薬局の薬剤師の確保は引き続き厳しい状態が続くと思われます。
薬剤師の確保が難しい場合、人材紹介会社の活用と合わせ、もうひとつの選択肢としてM&Aによる売却も検討してみてはいかがでしょうか。
現在のところ調剤薬局事業は、営業権(のれん代)が相応に付くため好条件で譲渡できる可能性が高いと言えます。薬剤師確保にご苦労されている経営者の方、お困りでしたらご一報ください。秘密厳守でご相談をお受けします。

本件に関するご照会・調剤薬局事業のM&A(売りたい・買いたい)のご相談については弊社 竹内 宛てご連絡ください。