CLOSE

事例紹介

事例紹介

2011.09 調剤薬局のM&A(事業譲渡)が成約いたしました。

業種
調剤薬局
年商
1億7000万円
従業員数
6名
所在地
東京都
業種
調剤薬局
年商
40億円
従業員数
-名
所在地
東京都

M社は、調剤薬局事業の運営を行っている会社です。処方元クリニックの門前薬局ではなく、在宅事業をメインとした薬局事業を運営されています。
在宅事業は薬を介護施設や個人宅に届けるため、手間隙がかかるので保険請求の単価も高くなるのですが、在宅事業でしっかりとした収益を上げていくには事務処理を効率的に行うための設備投資とノウハウが必要になります。
現在運営している店舗はある程度の収益は上げているものの、過去の不採算店の閉鎖などのマイナスで会社の財務内容は芳しくなく、新たな設備投資が難しいこと、薬剤師確保が容易でないこと、ご自身の年齢も60代であり、事業承継についても真剣に考える年齢であることなどから、M社オーナーは資金力と在宅事業のノウハウがある薬局チェーンへの薬局事業の譲渡を検討されていました。譲渡後のご希望としては、自ら育ててきた事業を引き続きサポートし、元気なうちは新たな処方元医師や介護施設の開拓等の営業活動に携わっていきたいというご意向でした。

買い手となったA社は積極的なM&Aで急成長を遂げている中堅調剤薬局チェーンです。電子薬歴システムなどの最新機器の導入で患者の待ち時間の短縮や薬剤師の労務の軽減を図るなど効率的な店舗運営を行っており、30代の若い経営者のもとで着実な成長を続けています。在宅中心の薬局の運営ノウハウも持っており、M社の事業をしっかりと引継ぎ発展させてくれる可能性も高いこと、M社オーナーの人脈や経験もA社の中でより活かされそうなこと、トップ面談を通じてA社社長の人柄や事業戦略にも共感され、互いのフィーリングも合ったことで、譲渡に際しての諸条件の調整もスムーズに行き、この度のご成約となりました。

本件はM社オーナーからの初期相談から2か月足らずでのスピート決着となりました。
お互いの持つ経営資源を持ち寄ることで、1+1>2となり、結果として社会にプラスアルファをもたらすM&Aというのが理想的なM&Aであると常々考えていますが、本件はまさにそういう組み合わせのM&Aであると感じています。

スピーディーに良縁をご提供することができ、期待に応えられて本当に良かったです。心機一転、今後の益々ご活躍をお祈りしております。