2010.07 健康食品卸・ネット通販会社の株式譲渡が
成約いたしました
N社は美容健康関連の商材をインターネット通販業者向けに卸売りを行っている会社です。従来型の小売業や卸売業が厳しい環境に置かれる中で、PCや携帯でのインターネット通販市場は物販のなかで唯一マーケット自体が伸びています。そういったマーケットに特化し、S社長の優れた営業センスを仕組み化し、独自のノウハウを構築していることで、リーマンショック後も増収増益を実現している非常に収益性の高い会社でした。
S社長はまだ30代と若く、全般的にM&Aニーズの多い世代交代を迎えた60代、70代の社長の事業承継のためのM&Aということではありません。会社の好業績とは裏腹にS社長個人はセミリタイアメント願望をお持ちで、良い相手があれば会社を譲渡して、いったん人生をリセットし、時間をかけて海外の国々を実際に見て回ったり、視野を広げてまた何か新しいことにチャレンジしてみたいという思いを長らくお持ちでした。
経営者個人の価値観も多様化しており、業績が良い時に個人のセミリタイア、ハッピーリタイアのためM&Aを希望されるといったニーズは確実に増えていると感じます。
譲り受けたO社は事業の親和性、経営者の人柄、資金力などからみてもこれ以上ない良い会社であり、S社長の新しい未来そしてN社の今後の成長・発展に期待の膨らむM&Aになりました。S社長の思いを実現する良いお手伝いが出来て本当によかったです。